今回は「テスタ(マルチメータ)(回路計)」についてです。
1.初めに
わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。
残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです。
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。
なので、本サイトでは基本的な用語から専門的な用語まで個別にまとめ、簡単に検索できるような構成にしてあります。
もしわからない単語が出てきたら、画面右もしくは最下部に表示されている「サイト内を検索」から用語を検索するか、トップの「用語集」ボタンにまとめた取り扱い用語一覧から目的の用語を検索してみてください。
2.テスタ(マルチメータ)(回路計)とは?
テスタ[tester]とは、電圧・電流・抵抗などの測定や回路の導通チェックができる計測器のことです。
マルチメータや回路計と呼ばれていることもあります。
ディジタルマルチメータという仰々しい名前の機器があり、どんな装置なのかと思ったらただのテスタだった…という経験がある方もいるのではないでしょうかね?
テスタには赤と黒のテストリードが付属しているので、基準としたい点に黒のテストリード、基準に対して測定したい箇所に赤のテストリードを押し当てることで各種測定が可能です。
例えば、市販の単三乾電池のマイナス側に黒のテストリードを押し当てて、プラス側に赤のテストリードを押し当てたとします。
すると、テスタには大体1.5Vと表示されるはずです。
まあ、経年劣化するから1.5Vより小さくなっていることが大半でしょうけどね。
逆に、マイナス側に赤のテストリードを押し当てて、プラス側に黒のテストリードを押し当てたとします。
すると、テスタには大体-1.5Vと表示されます。
黒のテストリードを基準とするので、当てる場所を反転させると符号も反転するのです。
他にも、あるチップ抵抗の抵抗値を測定したい場合は、テスタを抵抗測定モードに切り替えて抵抗の両端を挟み込むようにテストリードを当てることで、抵抗値の測定が可能です。
3.まとめ
テスタ(マルチメータ)(回路計)とは、電圧・電流・抵抗などの測定や回路の導通チェックができる計測器のことです。
以上、「テスタ(マルチメータ)(回路計)」についてでした。