今回は「スナップショット」についてです。
1.初めに
わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。
残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです。
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。
なので、本サイトでは基本的な用語から専門的な用語まで個別にまとめ、簡単に検索できるような構成にしてあります。
もしわからない単語が出てきたら、画面右もしくは最下部に表示されている「サイト内を検索」から用語を検索するか、トップの「用語集」ボタンにまとめた取り扱い用語一覧から目的の用語を検索してみてください。
2.スナップショットとは?
スナップショット[snapshot]とは、ある時点における状態を保存したもののことです。
例えば、ある資料を作成していた際、一度完成形が出来上がったとします。
ここで、資料のレイアウトの第二案が浮かんだとします。
このような場合、『やっぱりレイアウト変更前の方が良い』と感じることってありますよね?
そんな時のために、レイアウト変更前の資料データも残しておいたとします。
このレイアウト変更前の資料がスナップショットに当たります。
資料作成中、ある時点での資料の状態を保存しているでしょう?
なので、意味合いとしては“バックアップ”が近いです。
一つ前のバージョンに戻したり、変更・更新前に戻したりする機能ということです。
ただ、バックアップとスナップショットでは明確に違う点が存在します。
それは、規模です。
バックアップは、データを丸々複製します。
1GBのデータのバックアップを取ったなら、1回のバックアップデータも1GBになります。
データが非常に大きくなりやすいのですが、バックアップをストレージ外に保存しておくことで、もしディスクが壊れてしまったとしてもデータの復旧が可能です。
それに対してスナップショットは、データが変化した部分だけを記録します。
つまり、データ量を抑えることが可能です。
だから、スナップショットの取得時間も短く済みます。
その特性上、ソフトウェアのバージョン管理などにはスナップショットの方が向いています。
小さな変更点ごとに細かくバージョン分けしたかった場合、オリジナルデータに対してどこをどう変更したのかだけ記されたメモ代わりのモノがあれば充分ですからね。
全部バックアップを取っていたら、結構なデータ量になってしまいます。
ただ、スナップショットはストレージ内に保存されているものなので、ディスクが壊れるとデータの復旧が不可能になります。
なので、結局はバックアップもスナップショットも両方取得しておく方が良かったりします。
3.まとめ
スナップショットとは、ある時点における状態を保存したもののことです。
以上、「スナップショット」についてでした。