今回は「量記号と単位記号」についてです。
1.初めに
わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。
残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです。
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。
なので、本サイトでは基本的な用語から専門的な用語まで個別にまとめ、簡単に検索できるような構成にしてあります。
もしわからない単語が出てきたら、画面右もしくは最下部に表示されている「サイト内を検索」から用語を検索するか、トップの「用語集」ボタンにまとめた取り扱い用語一覧から目的の用語を検索してみてください。
2.量記号とは?/単位記号とは?
学校の授業で、重さm[kg]だとか、温度T[℃]という表現を目にしたことがありませんか?
ここで言うmやTを量記号、kgや℃を単位記号と呼びます。
量記号とは、その名の通り量を表す記号のことです。
量とは、時間・距離・面積・体積・質量・速度・温度などを指しています。
数値と単位で表現しているあらゆるものが量だということです。
それぞれ1[s]・1[m]・1[m2]・1[m3]・1[kg]・1[m/s]・1[℃]のように数値と単位の関係で表すことができるでしょう?
これらの量を記号で表したものが量記号というわけです。
例えば、面積S[m2]・質量m[kg]・速度v[m/s]・温度T[℃]のように、それぞれに対応した記号を見たことがありませんか?
これらが量記号です。
各量に対応する記号を定めておくことにより、記号のみで構成された数式が何を意味しているのか読み取ることができるので、大変便利なのです。
単位記号とは、量の基準を表す記号のことです。
略して単位と呼んでいることの方が多いかと思います。
先程、量を表現する例として、1[s]・1[m]・1[m2]・1[m3]・1[kg]・1[m/s]・1[℃]と挙げましたよね?
これらの例では後ろになんか記号が付いています。
これらが単位記号です。
『この長さを1[m]としよう』、『この重さを1[kg]としよう』…という具合に単位記号を用いて基準を決めているから、私達の身長や体重がどれくらいなのかなどを表現できているのです。
単位記号は、基本的に国際単位系(SI)という決まり事で定義されています。
国際単位系は国際(世界)で使える単位ということで、世界共通で使える単位が定められています。
長さ・質量・時間・電流・温度・光度・物質量の7項目が基本単位として定められていて、それぞれ「m:メートル」・「kg:キログラム」・「s:秒」・「A:アンペア」・「K:ケルビン」・「cd:カンデラ」・「mol:モル」が単位記号となります。
国際単位系については別途まとめてありますので、気になる方は以下の記事をご覧ください。
3.まとめ
量記号とは、量を表す記号のことです。
単位記号とは、量の基準を表す記号のことです。
量とは、時間・距離・面積・体積・質量・速度・温度などを指しています。
以上、「量記号と単位記号」についてでした。