今回は「ロードマップ」についてです。
1.初めに
わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。
残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです。
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。
なので、本サイトでは基本的な用語から専門的な用語まで個別にまとめ、簡単に検索できるような構成にしてあります。
もしわからない単語が出てきたら、画面右もしくは最下部に表示されている「サイト内を検索」から用語を検索するか、トップの「用語集」ボタンにまとめた取り扱い用語一覧から目的の用語を検索してみてください。
2.ロードマップとは?
ロードマップ[road map]の本来の意味は、道路[road]の詳細を記した地図[map]です。
国道の位置・高速道路の入り口・高速道路の料金・パーキングエリアといったドライバーのためのお役立ち情報みたいなものが記載されたマップです。
このマップがあると、観光地を巡るための交通経路やタイムテーブルなどの計画を立てる際に非常に便利です。
そんなロードマップという用語ですが、ビジネスシーンで使用されていることがあります。
ビジネスシーンにおけるロードマップとは、目標を達成するために立てる計画案のことです。
本来のロードマップは目的地に向かう際の運転予定を立てるために使用していましたが、これがビジネスに置き換わっただけです。
目標に到達するためにはどのような順番で何をしていけば良いのか、目標達成までの道筋を描いたものがロードマップなのです。
例えば、以下のような観光計画を立てたとします。
1日目 移動
6:00 家を車で出る。
7:00 友達を拾う。
8:00 Aインターから高速道路に乗る。
11:30 Bパーキングエリアで昼休憩を取る。
14:00 Cインターで降りる。
17:30 ホテルチェックイン
2日目 観光
2日目に観光をするために1日目を移動に費やし、その際にどのルートを通ってどんなタイムテーブルで移動していくのかを大まかに決めたわけですね。
ビジネスシーンにおいてとあるプロジェクトを発案したとしたら、この旅行計画と同じような何時までに何をすれば良いのかを明確にした計画案がロードマップというわけです。
要するに、計画日程表を作ったりフローチャートを作ったりしたら、それはロードマップなのですよ。
ちなみに、何かと関連性がある用語としては、「マイルストーン」と「スケジュール」があります。
マイルストーンとは、ある作業の進捗確認のための区切りや中間目標地点のことです。
ロードマップを作成する上で、より重要な区間・節目を指してマイルストーンと呼んでいることがあるので、セットで覚えておくと良いかと思います。
一生をロードマップだとしたら、高校入試・大学入試・就職活動なんかがマイルストーンになるイメージです。
スケジュールは予定表のことなのでロードマップと同じように感じてしまうかもしれませんが、明確な違いがあります。
それは、内容が具体的かどうかです。
例えば、就職活動の面接日があったとしたら、スケジュールは面接日がメモしてあるだけです。
それに対してロードマップは、面接日までに企業の情報を調査したりSPI試験の対策を行ったりといった目標達成までの具体的な方法まで記述してあるということです。
同じ計画表でも、内容は別物でしょう?
だからビジネスシーンではわざわざロードマップと言ってくる意識高い系の人がいるんですよ。
3.まとめ
ロードマップとは、国道の位置・高速道路の入り口・高速道路の料金・パーキングエリアといったドライバーのためのお役立ち情報などが記載されたマップのことです。
ビジネスシーンでは目標を達成するために立てる計画案のことを指します。
以上、「ロードマップ」についてでした。