今回は「レジュメとアジェンダ」についてです。
1.初めに
横文字とは本来西洋の文字や言語を指しているものです。
西洋では文字を左から右の方向、つまり横方向に書くから“横文字”です。
なのですが、昨今では外来語・カタカナ語を指していることが多いです。
『結果にコミット』とか『ニアリーイコールだから』などのカタカナ部分が該当します。
たまに使われるならまだしも、頻繁に使用されると何か微妙な気持ちになるんですよね。
新しく身に着けた知識をひけらかしたい方や自分を有能だと誇示したい方が多用する傾向があるので、覚えがある方はちょっと行動を省みましょうね。
新卒で入社したばかりの子に自慢げに語ってるオッサンが多いんです。
今回はそんな横文字の意味について簡単に紹介していきます。
横文字を使うことが“悪”ということではありませんし、寧ろ知っていないと恥ずかしいものもあるということは念頭に置いておきましょう。
個人的には日本語にすると適切な言葉が無いような場合と、相手がその横文字を使ってきた場合のみ横文字を使うことをおすすめします。
まとめてある内容は基本中の基本で、『おそらくこんな意味なんだろうな』と理解してもらうのを目的としています。
わかりやすくがモットーです。
なので、難しい言い回しは極力避けますし、形式ばった書き方だと拒否反応が起きる方もいそうなので言葉遣いもゆるゆるにしていきます。
用語の一覧は本ブログトップの「用語集」というボタンから閲覧できるので、他にも気になる用語があったらそこを覗いてみてください。
ちなみに、縦方向にも横方向にも書くことがある中国語のような言語は横文字とは言いません。
2.英語の綴りと意味
レジュメ ⇔ resume
意味:履歴書・再開する
英語では一応[resume]ですが、語源はフランス語で意味は[要約]らしいです。
英語とフランス語で意味が違うんですね。
アジェンダ ⇔ agenda
意味:議題・日程・計画・予定表
[スケジュール]や[これからの行動指針]辺りを指していそうですね。
3.実際の使われ方
ビジネス用語としてのレジュメは、論文の発表会や講話会などの会議の内容を要約した資料を指しています。
会議発議者が会議出席者のために会議の内容を簡潔にまとめた資料を配布していることがありませんか?
あれがレジュメに当たります。
いきなり口頭説明をすると人によっては情報不足で何を言っているのかわからなくなるかもしれないので、レジュメを見て情報を補完してもらおうというわけです。
このレジュメとよく間違えられている用語がアジェンダです。
アジェンダには会議名・日時・場所・目的・参加者・タイムスケジュールごとの議題などが書かれています。
会議用の資料の1ページ目に位置していることが多いので、それらしき資料を見たことはあるのでは無いかと思います。
アジェンダがあれば、会議の参加者にどんな内容の会議なのか簡潔に伝えられますし、時間配分も書いてあるので会議の進行がスムーズになります。
司会が無能だったり、実現不可能な過密なスケジュールでアジェンダを書かない限りね。
大まかなイメージで違いを述べると、アジェンダが会議の議題が書かれた進行表、レジュメが発表会の内容を要約した資料になります。
どう考えてもレジュメの方が内容があります。
全く違う用語なのになんで混在されているのかは不明です。
以上、「レジュメとアジェンダ」についてでした。