今回は「プローブ(テストリード)」についてです。
1.初めに
わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。
残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです。
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。
なので、本サイトでは基本的な用語から専門的な用語まで個別にまとめ、簡単に検索できるような構成にしてあります。
もしわからない単語が出てきたら、画面右もしくは最下部に表示されている「サイト内を検索」から用語を検索するか、トップの「用語集」ボタンにまとめた取り扱い用語一覧から目的の用語を検索してみてください。
2.プローブ(テストリード)とは?
プローブ[probe]とは、何かを測定するために接触させて測定器まで伝送するための機器のことです。
探針とも呼ばれます。
オシロスコープで波形を測りたい時に使うケーブルという認識が一般的ですね。
理想を述べると同軸ケーブルなどのノイズに強いケーブルで測定箇所と計測機器を繋ぎたいのですが、実際はそうもいきません。
その測定用の出力端子を一々用意しておくわけにもいかないですからね。
そこで登場するのがプローブです。
プローブの先端はフック状になっているので部品の足(リード)に直接固定することができますし、その先端部分を取り外すと針状になっているので直接触れることも可能です。
ただ、被測定物にとってはプローブは異物なので、その影響が測定結果に少なからず出ます。
そこを考慮した上でなるべく影響を与えないように設計はされていますが、それでも影響は出るのです。
その為、プローブを使って測定した値を過信しないようには注意しましょう。
ちなみに、外部ノイズを防ぎつつ測定機器まで確実に信号を伝達できるという点もプローブに求められる条件です。
その為、テスタなどに付属しているケーブルもプローブと呼んでいることがありますが、あれはテストリードと呼ぶのが正しいのでは無いかと思われます。
“思われる”と述べたのは、そう決められているわけではないからです。
サイトによってはプローブと呼ぶのが正しいと言っている場合もありますので、これはあくまで私の個人的な見解だと思ってください。
同じもの扱いで一々突っ込まれたことは今のところ無いです。
3.まとめ
プローブ(テストリード)とは、何かを測定するために接触させて測定器まで伝送するための機器のことです。
以上、「プローブ(テストリード)」についてでした。