今回は「リテラシー」についてです。
1.初めに
横文字とは本来西洋の文字や言語を指しているものです。
西洋では文字を左から右の方向、つまり横方向に書くから“横文字”です。
なのですが、昨今では外来語・カタカナ語を指していることが多いです。
『結果にコミット』とか『ニアリーイコールだから』などのカタカナ部分が該当します。
たまに使われるならまだしも、頻繁に使用されると何か微妙な気持ちになるんですよね。
新しく身に着けた知識をひけらかしたい方や自分を有能だと誇示したい方が多用する傾向があるので、覚えがある方はちょっと行動を省みましょうね。
新卒で入社したばかりの子に自慢げに語ってるオッサンが多いんです。
今回はそんな横文字の意味について簡単に紹介していきます。
横文字を使うことが“悪”ということではありませんし、寧ろ知っていないと恥ずかしいものもあるということは念頭に置いておきましょう。
個人的には日本語にすると適切な言葉が無いような場合と、相手がその横文字を使ってきた場合のみ横文字を使うことをおすすめします。
まとめてある内容は基本中の基本で、『おそらくこんな意味なんだろうな』と理解してもらうのを目的としています。
わかりやすくがモットーです。
なので、難しい言い回しは極力避けますし、形式ばった書き方だと拒否反応が起きる方もいそうなので言葉遣いもゆるゆるにしていきます。
用語の一覧は本ブログトップの「用語集」というボタンから閲覧できるので、他にも気になる用語があったらそこを覗いてみてください。
ちなみに、縦方向にも横方向にも書くことがある中国語のような言語は横文字とは言いません。
2.英語の綴りと意味
リテラシー ⇔ literacy
意味:識字・読解記述力
わかりやすく言い直すと、[読み書きの能力]を表している英単語です。
3.実際の使われ方
英単語としては[識字・読解記述力]を指しているリテラシーですが、横文字としては[情報を適切に理解・分析・活用する能力]になります。
要するに、“情報を使いこなす能力”のことを指しています。
本来の意味では“文字”の読解記述力という感じでしたが、対象が“文字”だけでなく“情報”に広がったわけですね。
『リテラシーがある/無い』・『リテラシーが高い/低い』というようにリテラシー単体でも使用することはあるのですが、「○○リテラシー」という用語も数多く存在します。
○○部分に特定の分野の名称を当て嵌めると、その分野に対する分析能力のことを指すようになるのです。
いくつか例を挙げますね。
- 情報リテラシー…情報を使いこなす能力。情報収集、情報の取捨選択、またその情報の発信をしたりする能力を指します。
- ネットリテラシー…インターネットを使いこなす能力。インターネットに詳しいだけでなく、ネット上のマナーや個人情報漏洩の危険性などの使用上の注意点なども理解する必要がある。
- コンピュータリテラシー…コンピュータを使いこなす能力。社内システムやツールなどを使いこなす能力です。
- メディアリテラシー…メディア(TV・新聞・ラジオ・インターネットなど)から得られる情報を分析し、正しく活用する能力。メディアの情報は嘘も多々含まれているので、情報を鵜呑みせずに客観的に判断する能力が求められます。
他にも、金融リテラシー・ヘルスリテラシー・ビジネスリテラシーなど、○○リテラシーという用語は数多く存在します。
ただ、結局のところは「○○リテラシー=○○を使いこなす能力」でしかないので、リテラシーの意味するところだけ覚えておけば充分だと思います。
大体連想できますからね。
以上、「リテラシー」についてでした。