今回は「レイテンシ」についてです。
1.初めに
わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。
残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです。
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。
なので、本サイトでは基本的な用語から専門的な用語まで個別にまとめ、簡単に検索できるような構成にしてあります。
もしわからない単語が出てきたら、画面右もしくは最下部に表示されている「サイト内を検索」から用語を検索するか、トップの「用語集」ボタンにまとめた取り扱い用語一覧から目的の用語を検索してみてください。
2.レイテンシとは?
レイテンシとは英語で[latency]と書きます。
意味は[潜在・潜時]です。
IT用語としては、データ転送要求を出してから実際にデータが転送されてくるまでの遅延時間のことを指しています。
[潜時]が[所要時間]のような意味を持つので、英単語からそれなりに意味は予測できます。
レイテンシが大きい(長い)かレイテンシが小さい(短い)かで遅延時間を表現します。
レイテンシの単位は[ms]や[μs]です。
ある製品にレイテンシという項目があった場合、数値が小さいほど優秀だと覚えておきましょう。
遅延時間という表現のせいでなんかわかりづらい気がするかもしれませんが、結局のところ指しているものは[誤差]でしかありません。
指揮命令者が実務担当者に向けて業務の指示を出した時に、即行動に移したAさんと1分ほどのんびりした後にやっと行動し出したBさんでは、どちらが優秀だと思いますか?
Aさんでしょう?
これだけの表現を『Bさんはレイテンシが大きい』と言うようになるだけです。
馬鹿らしいですよね。
余談ですが、レイテンシは音響系でも使用される用語です。
例えば、MIDI端子で複数台のシンセサイザーを接続した場合の演奏のズレのこともレイテンシと呼びます。
何かしらが遅延したらレイテンシなんですね。
3.まとめ
レイテンシとは、データ転送要求を出してから実際にデータが転送されてくるまでの遅延時間のことです。
以上、「レイテンシ」についてでした。