今回は「キックオフ」についてです。
1.初めに
横文字とは本来西洋の文字や言語を指しているものです。
西洋では文字を左から右の方向、つまり横方向に書くから“横文字”です。
なのですが、昨今では外来語・カタカナ語を指していることが多いです。
『結果にコミット』とか『ニアリーイコールだから』などのカタカナ部分が該当します。
たまに使われるならまだしも、頻繁に使用されると何か微妙な気持ちになるんですよね。
新しく身に着けた知識をひけらかしたい方や自分を有能だと誇示したい方が多用する傾向があるので、覚えがある方はちょっと行動を省みましょうね。
新卒で入社したばかりの子に自慢げに語ってるオッサンが多いんです。
今回はそんな横文字の意味について簡単に紹介していきます。
横文字を使うことが“悪”ということではありませんし、寧ろ知っていないと恥ずかしいものもあるということは念頭に置いておきましょう。
個人的には日本語にすると適切な言葉が無いような場合と、相手がその横文字を使ってきた場合のみ横文字を使うことをおすすめします。
まとめてある内容は基本中の基本で、『おそらくこんな意味なんだろうな』と理解してもらうのを目的としています。
わかりやすくがモットーです。
なので、難しい言い回しは極力避けますし、形式ばった書き方だと拒否反応が起きる方もいそうなので言葉遣いもゆるゆるにしていきます。
用語の一覧は本ブログトップの「用語集」というボタンから閲覧できるので、他にも気になる用語があったらそこを覗いてみてください。
ちなみに、縦方向にも横方向にも書くことがある中国語のような言語は横文字とは言いません。
2.英語の綴りと意味
キックオフ ⇔ kick off
意味:蹴り飛ばす
サッカーの試合を開始することをキックオフと呼びますよね。
実際、ボールを蹴り飛ばしたらそこから試合が始まるわけで、試合開始の合図という意味では妥当ではあります。
3.実際の使われ方
サッカーにおけるキックオフの意味は“(試合を)開始する”に値しますので、ビジネス用語としては“(プロジェクトを)開始する”という意味になります。
特に、新製品に関するプロジェクトを始動させるためのミーティングのことをキックオフミーティングと呼びます。
これからこのメンバーで/どんな製品を/この予算内で/どういうスケジュールで/いつまでに開発するかなどを話し合い、情報を共有する大事な会議です。
なので、会社ではキックオフが大々的に行われていることが多いです。
下手したら今後の会社の命運がかかってますしね。
その為、ビジネス用語の中では比較的耳にしやすい言葉です。
なぜ“始める”という意味を持つ英単語を用いずに“キックオフ”としているのかは謎です。
「これから始まる」、「これから動き出す」という活力を感じられる言語にしたかったのかな?
スタートだとなんか味気ないし。
以上、「キックオフ」についてでした。