今回は「回折」についてです。
1.初めに
わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。
残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです。
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。
なので、本サイトでは基本的な用語から専門的な用語まで個別にまとめ、簡単に検索できるような構成にしてあります。
もしわからない単語が出てきたら、画面右もしくは最下部に表示されている「サイト内を検索」から用語を検索するか、トップの「用語集」ボタンにまとめた取り扱い用語一覧から目的の用語を検索してみてください。
2.回折とは?
回折[diffraction]とは、媒質や空間を伝わる波が障害物の背後などに回り込んで伝わる現象のことです。
どんな波も回折する性質を持ちます。
水面を伝う波も、電波も、音波も、光も全部です。
例えば、日常的に以下のような現象が起きていますよね?
- ある程度の距離なら間に障害物があろうがBluetoothの電波は届く。
- 直接光が差し込んでいない部屋もある程度明るくなっている。
この辺りは波が回折しているからこそ起きる現象なのです。
ただ、回折しやすい波/回折しにくい波があります。
光なんかは回折しにくいです。
違いは“波長”です。
波の波長が大きいほど回折の角度が大きくなります。
要は、回折しやすくなります。
光は波長が非常に短いので、光を遮った時にはあまり回折せずに後ろに影ができるんです。
音波なんかは波長が長めなので、工事現場の騒音はガンガン聞こえるんですよ。
3.まとめ
回折とは、媒質や空間を伝わる波が障害物の背後などに回り込んで伝わる現象のことです。
以上、「回折」についてでした。