【基本がわかる用語解説】 碍子(がいし)とは?

用語
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

普段使いしているけどよくよく考えると説明が難しい単語ってありませんか?
この記事は、私が疑問に感じた用語について調べてまとめたものとなっています。
イメージ重視で『ああ、そんな感じか』と理解したい人向けです。

今回は「碍子(がいし)」についてです。

1.初めに

わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。

残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。

なので、本サイトでは基本的な用語から専門的な用語まで個別にまとめ、簡単に検索できるような構成にしてあります
もしわからない単語が出てきたら、画面右もしくは最下部に表示されている「サイト内を検索」から用語を検索するか、トップの「用語集」ボタンにまとめた取り扱い用語一覧から目的の用語を検索してみてください。

2.碍子(がいし)とは?

碍子とは、電線を絶縁固定するための器具のことです。

発電所で作られた電気は変電所に送られ、鉄塔や電柱に引いてある電線を伝って各家庭に送られています。
この電線は野外で使用するので、雨・風・温度などの環境変化に晒されます。
その為、もし電線を鉄塔や電柱に直接繋いでいた場合、鉄塔や電柱を経由して漏電する可能性があります

そこで、機械的な強度・環境変化への高耐性・絶縁性を有した物質(磁器など)を鉄塔や電柱に括り付けて、電線を絶縁固定する器具が必要になります。
この器具が碍子です。

鉄塔や電柱の先端付近をよく見ると、電線がよくわからない変な器具(碍子)に括り付けられているのが見て取れます。
白いそろばんの玉が連なったような形状をしているものもあれば、棒状になっているものもあります。
色んな形状があるので、気になる方は画像を調べて見てください。

白いそろばんの玉みたいなヤツが碍子です。

ちなみに、“碍”という漢字には以下のような意味があります。

妨げる・邪魔をする・支える

なので、電気を妨げて支えるもの=電線を絶縁固定するものという意味に繋がるわけです。

3.まとめ

碍子とは、電線を絶縁固定するための器具のことです。

以上、「碍子(がいし)」についてでした。