今回は「EUT(供試品)とDUT」についてです。
1.初めに
わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。
残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです。
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。
なので、本サイトでは基本的な用語から専門的な用語まで個別にまとめ、簡単に検索できるような構成にしてあります。
もしわからない単語が出てきたら、画面右もしくは最下部に表示されている「サイト内を検索」から用語を検索するか、トップの「用語集」ボタンにまとめた取り扱い用語一覧から目的の用語を検索してみてください。
2.EUTとは?供試品とは?/DUTとは?
EUTとは、[Equipment Under Test]の略称です。
その英語が表す通り、試験対象となる機器・装置のことを指した用語です。
供試品と呼ばれていたり、そのまま被試験対象機器のように呼ばれている場合もあります。
仮に稼働による温度上昇を測定したい装置があったとしたら、その試験対象となっている装置のことをEUTと呼ぶのです。
そんなEUTという用語ですが、何かしらの試験を行う人は頻繁に目にすることになります。
というのも、何かの試験を実施するための配線図例を見ていると、超高確率で何の前触れもなくEUTと図に表示されているのです。
知ってて当たり前レベルの用語として取り扱われていることがほとんどなので、ほぼほぼ一々説明が書かれていることは無いです。
また、EUTと似た用語として、DUTというものがあります。
DUTとは、[Device Under Test]の略称です。
こちらは、対象が[Equipment(装置)]」から[Device(デバイス)]に変わっていますね。
デバイスというと結構色々なものを指しているのでわかりづらいのですが、DUTの場合は試験対象となる部品・材料のことを指すようです。
装置と部品では微妙に規模が異なる気がしますが、実際のところDUTもEUTとほぼ同じ意味で使用されていることが多いです。
EUT>DUTになっているからですかね?
とにかく、EUTだろうがDUTだろうが、試験対象品であることは変わりないと覚えておけば問題無いです。
3.まとめ
EUT(供試品)とは、試験対象となる機器・装置のことです。
DUTとは、試験対象となる部品・材料のことです。
以上、「EUT(供試品)とDUT」についてでした。