今回は「デューティ比」についてです。
1.初めに
わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。
残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです。
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。
なので、本サイトでは基本的な用語から専門的な用語まで個別にまとめ、簡単に検索できるような構成にしてあります。
もしわからない単語が出てきたら、画面右もしくは最下部に表示されている「サイト内を検索」から用語を検索するか、トップの「用語集」ボタンにまとめた取り扱い用語一覧から目的の用語を検索してみてください。
2.デューティ比とは?
デューティ比[duty ratio]とは、矩形波(方形波)のような周期的に変化する信号において、1周期内で“1”になっている期間の割合のことです。
例えば、1周期10[ms]の矩形波があったとして、2[ms]は0[V]、8[ms]は5[V]になっていたとします。
振幅5[V]の矩形波ですね。
矩形波において負のピークを“0”、正のピークを“1”と考えるので、この場合は“0”が0[V]、“1”が5[V]に該当します。
『“0”とか“1”とか何のこと?』と思う方はとりあえずそういうものと考えてください。
論理回路とかIT系の知識が必要になります。
一応下記の記事などが参考になります。
1周期10[ms]に対して5[V]を維持している時間は8[ms]なので、8[ms]÷10[ms]×100=80%は5[V]になっていることがわかります。
このことを、デューティ比80%もしくは0.8と表します。
仮に1周期10[ms]の矩形波の内、4[ms]は0[V]、6[ms]は5[V]だったのならデューティ比は60%(0.6)になるわけです。
言葉だけで説明しようとすると難しそうに感じるかもしれませんが、内容はそうでもないんですよね。
3.まとめ
デューティ比とは、矩形波のような周期的に変化する信号において、1周期内で“1”になっている期間の割合のことです。
以上、「デューティ比」についてでした。