【基本がわかる用語解説】 DIAGとは?ダイアグとは?自己診断機能とは?

用語
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

普段使いしているけどよくよく考えると説明が難しい単語ってありませんか?
この記事は、私が疑問に感じた用語について調べてまとめたものとなっています。
イメージ重視で『ああ、そんな感じか』と理解したい人向けです。

今回は「DIAG(ダイアグ)(自己診断機能)」についてです。

1.初めに

わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。

残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。

なので、本サイトでは基本的な用語から専門的な用語まで個別にまとめ、簡単に検索できるような構成にしてあります
もしわからない単語が出てきたら、画面右もしくは最下部に表示されている「サイト内を検索」から用語を検索するか、トップの「用語集」ボタンにまとめた取り扱い用語一覧から目的の用語を検索してみてください。

2.DIAGとは?ダイアグとは?自己診断機能とは?

DIAG(ダイアグ)とは、[diagnosis]の略称です。
[diagnosis]の意味は[診断]で、IT用語としては自己診断機能のことを指します。

また、プリント基板の診断に使用されていることが多いからか、基板検査機能と呼ばれていることもあります。

自己診断機能とは、製品にて何かしらの異常が発生した際に製品自身が自分の状態を調査してその結果を表示する機能のことです。
つまり、何かミスした際に何が原因だったかを自分で考えて答えを出す機能を機械に落とし込んでいるのです。

自分の異常を診断できるということは、逆に言うと、自分に異常が全くない状態かどうか確かめることもできるということですので、製品出荷時にDIAG機能を使って検査を行うという方法が用いられています。

何について診断・検査するのかによってその内容は変わりますが、いくつか具体的な例を挙げておきますね。

  • DC/DCコンバータで作り上げた電圧が正しく出力されているか。
  • 指定のLEDが正しい規則で点灯しているか。
  • LEDの明暗調整が可能になっているか。
  • モータを正回転・逆回転させることができるか。
  • モータを規格上のMax値の回転数で動作させられるか。
  • ROMに格納されたデータを正しく読み取れるか。
  • タッチパネルのキャリブレーション(座標調整)をする。

要するに、取扱説明書に記述する内容を当たり前に満足するための機能を『部品不良とか無いよね??』と確認しているというだけの話です。
実際、特定のロット(製品を製造する際の最小単位、同時期に同じ工場で作られたの部品ということ)が軒並み不良になっていたなんて事例に出会ったことがありますからね…。

また、DIAGのチェック方法はその内容によって様々であり、手動でスイッチを切り替えたり、DIAGコマンドを手打ちしたり、DIAGの結果を目視で確認したりカメラで確認したりします。
基本的にはDIAG用に用意した治具を用いて自動判定をして、実現できない部分は人が操作するような形が多いです。
一日数百台生産しなければならない製品があったとして、その検査を全部人の手でやっている時間も費用も無いですからね。
結果を人の目で判断しなければならないところのみ、やむを得ずマニュアル操作にするのです。

例えば、LEDのON/OFFチェックなんかはカメラを用意して判断することが可能なのですが、10段階の色の変化などを捉えて判定するような機能まではカメラが持っているかという話です。
そんな機能を持っている種類もあるかもしれませんが非常に高価でしょうし、本当に細かく判定できるのかもやってみないとわかりません。
そんな時に、人の目で切り替わりを確認したりするわけです。

3.まとめ

DIAG(ダイアグ)(自己診断機能)とは、製品にて何かしらの異常が発生した際に製品自身が自分の状態を調査してその結果を表示する機能のことです。

以上、「DIAG(ダイアグ)(自己診断機能)」についてでした。