【基本がわかる用語解説】 電報とは?

用語
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普段使いしているけどよくよく考えると説明が難しい単語ってありませんか?
この記事は、私が疑問に感じた用語について調べてまとめたものとなっています。
イメージ重視で『ああ、そんな感じか』と理解したい人向けです。

今回は「電報」についてです。

1.初めに

わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。

残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。

なので、本サイトでは基本的な用語から専門的な用語まで個別にまとめ、簡単に検索できるような構成にしてあります
もしわからない単語が出てきたら、画面右もしくは最下部に表示されている「サイト内を検索」から用語を検索するか、トップの「用語集」ボタンにまとめた取り扱い用語一覧から目的の用語を検索してみてください。

2.電報とは?

電報とは、電気通信を利用した文書配送サービスのことです。

やっていることはモールス信号に近いです。
モールス信号は、光を付ける間隔やその回数に文字を対応させて情報を伝達します。
これを電気で行っているのが電報です。
こうして伝送した内容を紙などに印刷し、それを配送します。

電報はどんなに距離が離れていようとも伝送可能なので、電話が普及する前から利用されており、戦前は連絡用、戦時中は緊急連絡用として使われることも多々ありました。

電報は、欧米では1850年頃、日本では1870年頃から使用されている技術です。
日本では当初は東京~横浜間でのみ利用可能なサービスだったのですが、約5年で日本全土に普及しました。
たった5年で、です。
電話も何もない時代に存在した技術なので、それだけ重要度が高かったということですね。
ただ、今は電話・FAX・電子メール・SNSなどが普及しているので選ばれることはほとんどありません。

現代では結婚式や葬儀の時に使用されるくらいで、通常の通信手段として用いられることはありません。
祝電弔電って聞いたことないですか?
アレが電報です。

ちなみに、あまりやっている人は見たことがありませんが、結婚式以外にも祝い事関連は電報を利用することがあるようです。
入学式・卒業式・誕生日・出産祝いとかです。

電報は電話やFAXやインターネットから申し込みが可能です。
郵便局に直接出向くことでも申し込めるので、初めて申し込む場合は郵便局に行った方が良いかもしれません。
何故かと言うと、電報には電報の独自のルールがあるからです

例えば、以下のようなルールがあります。

  • 祝電なら明るい色の台紙にした方が良い。
  • 弔電なら落ち着いた色の台紙にした方が良い。
  • 忌み言葉(終わる・別れる・去るなど)や重ね言葉(重ねて・追って・度々など)は避けた方が良い。
  • 電報を送るべきタイミングが決まっている。

言われてみれば確かにと思う内容ばかりですが、実際に気付けるかは別問題ですよね?
なので、郵便局が近くにあるなら慣れている人に直接質問した方が確実なんですよ。

料金は使用する台紙や付属させるオプション品、配送先などにより上下しますが、もう一つ別途かかるものがあります。
それは、“文字料金”です。
簡単に言えば、文字数が多いほど金がかかるんです。

昔は電報にかかる料金自体が今と比べて高かったので、この文字数は結構気にする点だったようです。
欧米では[please]を[pls]と表示するスラングが生まれたくらいですからね…。
ただ、電報の申し込み先によっては料金形態が異なり、全てを含めた値段設定にしている場合もあります。
都度確認しましょう。

3.まとめ

電報とは、電気通信を利用した文書配送サービスのことです。

以上、「電報」についてでした。