今回は「バス」についてです。
1.初めに
わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。
残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです。
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。
なので、本サイトでは基本的な用語から専門的な用語まで個別にまとめ、簡単に検索できるような構成にしてあります。
もしわからない単語が出てきたら、画面右もしくは最下部に表示されている「サイト内を検索」から用語を検索するか、トップの「用語集」ボタンにまとめた取り扱い用語一覧から目的の用語を検索してみてください。
2.バスとは?
バスとは、英語で[bus]と書きます。
普通は乗り物の[バス]を表しているのですが、IT用語としては[データなどの情報の伝送路]を指しています。
平たく言えば、色んな機器や装置を繋いだ経路は大体バスです。
例えば、CPU(コンピュータの頭脳)はメインメモリとデータのやり取りをしていますし、メインメモリはHDD(ハードディスク)などのストレージ(外部記憶装置)とデータのやり取りをします。
当たり前のようにデータのやり取りをしているわけですが、普通に考えて別々の製品同士でデータのやり取りをしているということは、どこかしらが繋がってないとおかしいですよね?
その繋いでいる経路がバスなのです。
バスの分類は色々あります。
まずは、どこを接続しているかによる分類です。
CPUを構成する内部回路同士を繋いでいるバスを内部バス、コンピュータ内部にてCPUとその他の装置を繋いでいるバスを外部バス、コンピュータとその周辺機器を繋いでいるバスが拡張バスです。
次は、伝送するモノによる分類です。
データを伝送するデータバス、データの所在地を伝送するアドレスバス、制御信号を伝送する制御バスという具合です。
最後に、データの伝送方式による分類でシリアルバスとパラレルバスに二分されます。
データを連続して(シリアルで)伝送するか、並行して(パラレルで)伝送するかという違いです。
主流はシリアル通信です。
無駄な伝送路が減りますし、並行して同時にデータを伝送するというのは高速になればなるほどタイミングがシビアになりますからね。
ちなみに、なんでバスと呼ぶのかと言うと、データの伝達の仕方が“乗り物のバス”と似ているからです。
簡単に言うと、違う装置同士でも同じ経路を使ってデータをやり取りしていることがあります。
そういう意味では別にバスじゃなくてトレインでも構わない気もしますが、語呂的にはバスの方がいい感じですね。
3.まとめ
バスとは、データなどの情報の伝送路のことです。
以上、「バス」についてでした。