今回は「ボトルネック」についてです。
1.初めに
横文字とは本来西洋の文字や言語を指しているものです。
西洋では文字を左から右の方向、つまり横方向に書くから“横文字”です。
なのですが、昨今では外来語・カタカナ語を指していることが多いです。
『結果にコミット』とか『ニアリーイコールだから』などのカタカナ部分が該当します。
たまに使われるならまだしも、頻繁に使用されると何か微妙な気持ちになるんですよね。
新しく身に着けた知識をひけらかしたい方や自分を有能だと誇示したい方が多用する傾向があるので、覚えがある方はちょっと行動を省みましょうね。
新卒で入社したばかりの子に自慢げに語ってるオッサンが多いんです。
今回はそんな横文字の意味について簡単に紹介していきます。
横文字を使うことが“悪”ということではありませんし、寧ろ知っていないと恥ずかしいものもあるということは念頭に置いておきましょう。
個人的には日本語にすると適切な言葉が無いような場合と、相手がその横文字を使ってきた場合のみ横文字を使うことをおすすめします。
まとめてある内容は基本中の基本で、『おそらくこんな意味なんだろうな』と理解してもらうのを目的としています。
わかりやすくがモットーです。
なので、難しい言い回しは極力避けますし、形式ばった書き方だと拒否反応が起きる方もいそうなので言葉遣いもゆるゆるにしていきます。
用語の一覧は本ブログトップの「用語集」というボタンから閲覧できるので、他にも気になる用語があったらそこを覗いてみてください。
ちなみに、縦方向にも横方向にも書くことがある中国語のような言語は横文字とは言いません。
2.英語の綴りと意味
ボトルネック ⇔ bottleneck
意味:瓶の首・狭い通路・(物事の)進行の妨げられた状態・障害
“bottle”はペットボトルやワインボトルの“ボトル”です。
“neck”は“首”ですね。
ボトルの首部分なので、飲み口付近の狭いところを指しています。
なので、“狭い”や“妨げられる”という意味が付与されている感じですね。
3.実際の使われ方
ボトルネックは、ビジネス用語で“作業工程全体の中で最も処理能力や容量などが低い部分”を指した言葉です。
平たく言えば、“全体の足を引っ張っているウィークポイント”ですね。
“制約”や“最大の要因”と捉えておくのも良いと思います。
ペットボトルに水が入っていたとすると、水の流れが一番悪くなるのってネック部分ですよね?
そこで、ペットボトルの形状を作業工程、水を作業量に当て嵌めてイメージしてみましょう。
ペットボトル(作業工程)の中で水の流れ(作業の進み)が最も悪い部分=ペットボトルのネック部分=ボトルネック。
こういうことです。
なぜボトルに例えているのかは謎です。
また、『~がネックだよね?』という会話は日常生活でも聞く機会があるかと思いますが、あの“ネック”は“ボトルネック”の略だったりします。
人体における首は急所なので、ただの“ネック”でも意味は連想できますが、本当は“ボトルネック”なのだということは調べてみるまで普通に知りませんでした。
人手でしか再現できないわけでもない単純作業を機械化せずに放置している、設計未経験者がコネ入社して設計部署の部長に就任したなど、誰が考えても無駄でしかない事柄ってありますよね。
これらも“ボトルネック”の例です。
“ボトルネック”は作業の効率化を図る際に意識しなければならないことなので、会社にとっては結構重要なポイントになるのです。
“ボトルネック”を直せるかどうかは別として。
以上、「ボトルネック」についてでした。