今回は、「Explorerでフォルダ作成やフォルダ名変更をしても直ぐに反映されない場合の対処法」についての説明です。
1.初めに
PCにおいて、Explorerと言われてピンと来ますか?
私はあまりピンと来ないのですが、誰もが見慣れているであろうフォルダっぽいマークがExplorerです。

私は専らExplorerのことをフォルダと呼んでしまっています。
別にそれで伝わりますし。
Explorerでフォルダを新規作成したり、フォルダ名を変更したり、フォルダを消去したり…そういったフォルダ編集はPCを使用する人なら日常的にやっていることですよね。
そんな時、フォルダを新規作成したのに何故か表示されなかったり、フォルダ名を変更したはずなのに変更前の状態に戻っていたり、フォルダをデリートしたはずなのに何故かそこにフォルダが残ったままになっていたことはありませんか?
今回は、そんなフォルダに変更を加えた際に何故か反映されない場合の対処法について記述していきます。
2.そもそもの現象の説明
この記事を書いている最中にちょうどExplorerの反応がおかしくなったので、まずは現象の説明をしようと思います。
まず、デスクトップ上に「test」というフォルダを用意し、testフォルダ内で右クリックして「新規作成」から「フォルダ」を選択しました。

こうすると、普通は「新しいフォルダ」が表示されますよね?
なのですが、下図のようにtestフォルダ内には何も表示されないことがあります。

この状態に陥ると、フォルダ名を変更しても反映されない、ファイルを移動したのに元の場所に残っているように見える(実際は移動完了している)などの不具合が発生します。
今回まとめていく内容は、この現象の解決方法というわけです。
3.対処法①:更新する
最も単純・確実な対処法は、Explorerを更新する・開き直すことです。
普段は意識しないので気付いていないかもしれませんが、Explorerには最新の情報に更新するためのボタンが存在します。

こいつをクリックすると情報が更新され、「新しいフォルダ」が表示されます。

要するに、PCの処理が何らかの要因によって遅れているから、直ぐに情報が反映されなくなっているのです。
その理由がわからないわけですが…。
PCのスペックや容量は関係無くある日突然発生し、放っておくといつの間にか勝手に直るので、色々と謎なんですよね。
ちなみに、一旦testフォルダを閉じて開き直すことでも同様に表示されるようになります。
4.対処法②:Explorerを再起動する
直ぐに実施できる対処はExplorerの更新なわけですが、毎回これをやるのは怠いですよね?
いつかは直ると言っても、フォルダ整理をしている際にこの現象が発生したら、面倒くさいなんてものじゃなくなります。
ということで、次に説明するのは根本的な対処法です。
最初にネットで調べてこの対処法を実施した際は非常に焦ったので、記述する順番にはしっかり配慮していこうと思います。
根本的な対処法は、Explorerを再起動することです。
PCの再起動では無く、Explorerだけ再起動ですよ?
要因は不明でもExplorerが悪さをしている点はわかっているので、そもそもの発端であるExplorerを再起動すれば良いのです。
ただ、ここで言う再起動とは、一旦閉じてまた開くことを指しているわけではありません。
Explorerというプログラム自体を再起動します。
まず、Ctrl+Shift+Escでタスクマネージャーを起動します。
タスクマネージャーが開いたら表示形式を「詳細表示」とし、「詳細」タブを選択し、その中から「explorer.exe」を探してタスクの終了をしてください。

こうしてタスクの終了をすると、タスクバーが消えます。
画面下または画面左に、良く使用するアプリがまとまったアイコンがあるでしょう?
これが消えてしまうんです。

これが非常に焦るポイントです。
私は対処法がわからなかったので無理矢理PCを再起動して復旧させましたが、当初は本当に焦りました。
なんせ、いつも見慣れているものが消失したわけですからね…。
再起動しなくても復旧させる方法があるので、そちらも記述しておきます。
タスクマネージャーは開かれたままになっているはずですので、「ファイル」から「新しいタスクの実行」をクリックしましょう。
ここで、リソース名として「C:Windowsexplorer.exe」と入力して実行することで、元に戻ります。

仮に元に戻らなかったら、大人しく再起動してください。
こうしてExplorerを再起動すると、今回の現象は解決するはずです。
以上、「Explorerでフォルダ作成やフォルダ名変更をしても直ぐに反映されない場合の対処法」についてでした。