確定拠出年金って何だろう??最低限知っておきたい初歩的な内容を解説!

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皆さんは「確定拠出年金」をご存じでしょうか?
私は、所属していた会社で突如強制的に入らされた為、良くわからないまま放置していました(笑)
ですが、最近転職を機に色々と対応をする必要が出てきました・・・。

ということで、確定拠出年金について簡単にまとめていこうと思います。

※ あくまで確定拠出年金への理解を目的とした記事なので、国民年金や厚生年金の説明等脇道に逸れる内容はすべて省いています。

1.確定拠出年金って結局なに?

簡単に言えば、国民年金・厚生年金に次ぐ、自分の給料から積み立てるタイプの第3の年金です
加入者毎に専用の口座が用意され、その専用口座に掛金が積み立てられていきます。

年金が増えるよ!やったね皆さん! (※元ネタは調べないでね!)

会社に強制でもさせられない限り自分でやるかやらないか選べるので、別にやらなくても良い年金ではあります。

ちなみに、「個人型」と「企業型」の確定拠出年金があります。
個人型は個人営業の方向けですので、私のような普通のサラリーマンは企業型です。

2.確定拠出年金のメリットは?

『やってもやらなくても良いなら面倒だしやらなくても良くない?』という方へ一応メリットをお伝えします。

メリット① 老後の収入源確保

近年、少子高齢化が進んできている為、国民年金・厚生年金といった公的な年金の給付水準は下がってきています。
その分を多めに積み立てて老後に備えよう!という考えですね。
また、公的年金は今は65歳から支給開始ですが、確定拠出年金は60歳から受け取れます

メリット② 税金の面で優遇される

確定拠出年金の積み立て掛金は給与所得とみなされない為、税金の対象になりません。
また、確定拠出年金は受け取る際には控除の対象になります。

貯金しつつ、税金を抑えることが可能と思っておけば良いですね。

3.確定拠出年金のデメリットは?

次はデメリットについてです。

デメリット① 申請は自分でやる

60歳になったら受け取れるのが確定拠出年金だと述べましたが、60歳になったら自動的に給付されるわけではありません
自分で直接コールセンターに電話する必要があります。
60歳になったら手紙が届くらしいので、手紙通りに請求すれば良い話ですけどね。

デメリット② 60歳までは退職していても引き出せない

確定拠出年金は「老後」に備えることを目的としているので、法令上60歳になるまで年金資産を引き出すことができません
50歳で早期退職したとしても60歳までは原則受け取れません。

デメリット③ 転職時に手続きが必要

転職したとして、前の会社で企業型確定拠出年金に加入していた場合は年金資産の移管手続きが必要です。
転職先企業に企業型確定拠出年金があれば企業型加入者に、無ければ個人型加入者もしくは運用指図者(積み立てはしないけど運用はするというやり方)に移管します。
退職後6カ月以内に移管しないと国民年金基金連合会へ自動的に移管され、そのまま放置すると管理手数料で積立金が目減りします

ちなみに、転職先企業に移管しようとする場合、運営機関の名前(J-PECやJIS&Tのこと)や登録内容が必要なので、予め用意しておく必要もあります。
転職後に書類が無いと色々面倒ですよ?(他人事)

基本的に面倒くさいことが増える、と。

4.確定拠出年金の運用?

確定拠出年金について調べると「運用」という言葉が出てきます。

確定拠出年金は積み立てた資産を増やそうと投資することができます。
その投資先商品の選択が「運用」です。

FXや株でどこに投資するか決めるのとやってることは変わりませんね。
ハイリスクハイリターンの投資からローリスクローリターンの貯蓄(定期預金)までラインナップがあるので、好きに選びましょう。

この記事を書くにあたり、資料やネットを駆使して情報を集めてる際、たまに自信満々に『これを取った方が良い!』みたいな記事を目撃しましたが私としては無視推奨です。

自分の人生に関わることだから自分でじっくり考えましょう。

そもそも、ある程度情勢は読めたとしても絶対なんてことはありえませんから。
ネットでは責任なんて皆無だからって好き勝手言い過ぎだと思うんですよね。

5.補足事項

・確定拠出年金は60歳から受け取れると書きましたが、最初の積み立てから10年以上経過していないと60歳からは受け取れません。

・受け取り方は年金(定期的に支給)と一時金(1回のみ全額支給)で選べる。

以上、「確定拠出年金」についてでした。