【基礎から学ぶ物質構成】 単原子分子とは何なのか?

化学
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電気電子系の勉強を行う上で、昔学校で習った化学の知識が前提として必要なことがあります。
ですが、その都度調べると、情報過多で目的の情報に辿り着くまで時間がかかったりするんですよね。
そこで、自分で少し詳しく学び直し、まとめてみたのが本記事となります。
カテゴリが物質構成なら、必要に応じて専門的な内容も追加していきますけどね。

今回は、「単原子分子」についての説明です。

1.初めに

前回の周期表の説明の中で単原子分子という用語が出てきました。
今回は、その用語説明となります。

周期表の記事と一緒くたにしても良かったのですが、後で自分で調べようとした際に周期表と単原子分子が結びつかなかったので、こうして分けてまとめています。

2.単原子分子とは?

単原子分子[monoatomic molecule]とは、1個の原子で構成された分子のことです。
ヘリウム・ネオン・アルゴンなどの希ガスを指していることが多いです。

分子とは、物質としての性質を持っている最小単位の粒子のことです。

それに対して希ガスは、原子の状態で非常に安定しているため、何かとくっつくことが無く、原子が単体で存在していることが多いです。
そして、この単体で存在した状態で物質としての性質を持ちます。
分子は「物質としての性質を持っている最小単位の粒子」のことでしたので、希ガスは原子の形で分子と同じ性質を持っているのです。
だから希ガスが単原子分子なのです。

例えば、ヘリウムは空気と比較して軽いので、気球を浮かすために使われることがあります。
吸うとク○ちゃんみたいに声が甲高くなるのもヘリウムガスですね。
ヘリウムは希ガスの一種なので、単原子分子なんですよ。
一般人からするとだから何だという話なんですけどね。

以上、「単原子分子」についての説明でした。