今回は、「ロードセルの種類と分類」についての説明です。
1.初めに
ロードセルは、光・液体・空気圧・磁力・振動など様々なものを利用して動作します。
その違いから、ひずみ型ロードセル・磁歪型ロードセル・静電容量型ロードセルなど様々な種類に分類されます。
また、荷重を掛ける方向や形状の違いによっても分類されます。
その為、一言“種類”と言っても数は膨大です。
今回は、荷重を掛ける方向と形状による分類についてまとめていきます。
磁歪型ロードセル・静電容量型ロードセルなどに関しては、最も普及しているひずみ型ロードセルの解説を別の記事で行っているので説明は割愛します。
調べても詳しい情報出てこないし…。
ひずみ型ロードセルに関して詳しく知りたい場合は以下の記事をご覧ください。
2.荷重方向による分類
荷重方向による分類は、引張型・圧縮型・曲げ型などがあります。
各イメージ図は以下の通りです。
引張と圧縮のどちらにも対応している交番型という種類もあるようなのですが、調べても大した説明が出てきません。
3.形状による分類
まず様々な形状がある理由についてですが、ロードセルはそれぞれ荷重(力)を加える場所・方向があらかじめ決まっています。
ひずみゲージの変形方向の問題ですね。
その為、使用用途に適したタイプを選定する必要があります。
形状による分類は、ビーム型・ロバーバル型・コラム型・S字型・リング型・ダイヤフラム型などがあります。
それぞれ簡単に補足説明をしていきます。
ロードセルで検索するとビーム型(ロバーバル型)・コラム型・S字型のものはよくヒットしますが、リング型・ダイアフラム型のものはほぼヒットしませんでした。
リング型・ダイアフラム型に関しては使用例もあまり出てこなかったので、ビーム型(ロバーバル型)・コラム型・S字型の方がよく使われているという認識で良いと思います。
以上、「ロードセルの種類と分類」についての説明でした。