今回は、「2つの電荷が作る等電位面の求め方」についての説明です。
1.2つの電荷が作る等電位面の求め方
「電界と電位の関係」の復習ですが、電荷q[C]からr[m]だけ離れた点の電位V[V]を式で表すと以下のようになります。
今、図1のように真空中に2つの点電荷が存在するとします。
この時、電位が0[V]になる等電位面がどのような形を描くのか求めてみます。
電位が0[V]になるということは、点電荷A及び点電荷Bの電位がイコールになるということです。
なので、まずは点電荷Aの電位VAと点電荷Bの電位VBを求めます。
電位が0[V]になる座標をP(x,y)と置きます。
点Pと点A、点Pと点Bを一直線に結んだ斜線が公式の距離r[m]に該当するので、三平方の定理からそれぞれの距離を求めていきます。
このVAとVBがイコールになるので、式を整理していきます。
つまり、P(-2d,0)を中心とした半径2dの円が電位0[V]の等電位面となります。
以上、「2つの電荷が作る等電位面の求め方」についての説明でした。