今回は、「図脳rapidからAutoCADに変換する時に学生版と表示されなくする方法」について記述していきます。
1.図脳rapidからAutoCADに変換する際の弊害
私はあまり実施する機会がないのですが、図脳rapidで描いた図面をAutoCADに変換することがたまにあります。
方法としては、図脳rapidで左上のメニューから出力を選択して、その中から「AutoCAD形式」を選択するだけです。
なのですが、このAutoCAD用に変換した図面を開こうとすると、「この図面は製品の学生版で保存され、印刷スタンプでマークされています。この図面を営利目的及び業務用に使用しないでください。」という不穏なメッセージが表示されます。
特に後半部分が不穏ですね。
絶対にこのメッセージが出るようになるのかは試行回数が少ないので何とも言えませんが、少なくとも起こり得ることは確かです。
このメッセージは図面ファイルを開く度に毎回表示されます。
正直鬱陶しいです。
ということで、今回はそんな学生版と表示される謎のダイアログを表示しないようにする方法についての記述となります。
2.変換時のファイル形式をdxfにする
AutoCADの拡張子(ファイル形式)にはdwgファイルとdxfファイルがあるのですが、図脳rapidで「AutoCAD形式」を選択して変換しようとするとデフォルトではdwgファイルになっています。
どうもdwgファイルに変換すると学生版と表示されるようなので、変換形式をdxfファイルに変更しましょう。
普通に「名前を付けて保存」のタイミングでプルダウンからdxfファイルを選択してくれればいいです。
そうすれば学生版と表示されなくなりました。
dwgファイルとdxfファイルの違いについては別途まとめてあるので、気になる方は併せてそちらをご覧ください。
3.中身だけ入れ替える
どうしてもdwgファイルに変換したい場合は、学生版と表示された図面の中身をコピーして、学生版という表示の出ない他の図面に張り付けましょう。
どうも図脳rapidからAutoCADのdwgファイルに変換したファイル自体が学生版と言う表示と結びついているようなので、その図面内のオブジェクトだけ移し替えてしまえば良いわけです。
対処法は上記の2つがとりあえず見つかりました。
結局のところ、何故学生版と表示されるのかは謎です。
以上、「図脳rapidからAutoCADに変換する時に学生版と表示されなくする方法」についてでした。