今回は「タスク」についてです。
1.初めに
わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。
残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです。
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。
なので、本サイトでは基本的な用語から専門的な用語まで個別にまとめ、簡単に検索できるような構成にしてあります。
もしわからない単語が出てきたら、画面右もしくは最下部に表示されている「サイト内を検索」から用語を検索するか、トップの「用語集」ボタンにまとめた取り扱い用語一覧から目的の用語を検索してみてください。
2.タスクとは?
タスクとは、英語で[task]と書きます。
意味は[課題・任務・仕事・作業]などです。
ビジネス用語としてのタスクは、個々の小さな業務の単位を指しています。
例えば、会議を開くのに以下のような工程を踏んだとします。
- 議題を決める。
- 出席者を決める。
- 日時を決める。
- 資料を作成する。
この場合、「会議を開く」という業務のために「議題を決める」・「出席者を決める」・「日時を決める」・「資料を作成する」という小さな業務が存在しているというわけです。
この小さな業務一つ一つがタスクです。
では、IT用語としては何を指しているのかと言うと、コンピュータの処理する仕事の最小単位を指しています。
結局は仕事の単位なんですよ。
コンピュータの仕事と言いましたが、具体的にはOS(コンピュータを操作する為の根幹を担うシステム)の仕事です。
OSは、HDDなどのストレージ(補助記憶装置)から必要に応じてプログラムを引っ張ってきて、メインメモリ(主記憶装置)上に配置します。
ここでCPUに演算処理をさせることでプログラムを実行させます。
なので、OSの仕事はプログラムの実行と同義です。
つまり、タスクとはプログラムの実行単位のことを指しています。
プログラムが実行されている状態、その実行単位のことをプロセスと呼ぶ為、タスク=プロセスという認識でもほぼ問題ないです。
ちなみに、タスクにはシングルタスクとマルチタスクが存在します。
単一[single]のタスクのみ実行すること。
ユニタスクとも呼びます。
複数[multi]のタスクを並行して実行すること。
右手で〇を書きながら左手で×を書くような並行動作がマルチタスクです。
例えば、Excelを開きながらOutlookでメールを書いていたとします。
これが二つのタスクを同時に行っているということです。
当たり前のように感じるかもしれませんが、昔は当たり前では無かったのです。
ちなみに、マルチタスクと言っても厳密には並行して実行していません。
コンピュータの頭脳であるCPUはあくまで一つ一つのプログラムしか実行できません。
そこで、OS(コンピュータを操作する為の根幹を担うシステム)がタスクを細かく分けて素早く切り替えることで、CPUがあたかも並行して実行しているかのように見えているだけです。
まあ、超高速だから並行と同義なんですけどね。
3.まとめ
タスクとは、プログラムの実行単位のことです。
厳密にはExcelやPowerPointといったソフトウェアの実行単位のようです。
以上、「タスク」についてでした。