今回は「位相」についてです。
1.初めに
わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。
残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです。
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。
なので、本サイトでは基本的な用語から専門的な用語まで個別にまとめ、簡単に検索できるような構成にしてあります。
もしわからない単語が出てきたら、画面右もしくは最下部に表示されている「サイト内を検索」から用語を検索するか、トップの「用語集」ボタンにまとめた取り扱い用語一覧から目的の用語を検索してみてください。
2.位相とは?
位相[phase]とは、周期的な運動の位置情報のことです。
相変わらず何ともわかりづらい言い回しですが、言葉ではこうとしか言えないんですよね…。
例えば、原点Oを中心として半径r[m]の円周上を物体が等速円運動しているとします。
この時、点Pの位置を基準と考え、物体の移動先を点P’とします。
仮に、原点Oから見て真っ直ぐ上方向に物体が移動していた場合、∠POP’=90°になります。
この位置に物体がある状態を、点Pから見て位相が90°ズレていると考えるわけです。
同様に、原点Oから見て真っ直ぐ左方向に物体が移動していた場合、∠POP’=180°になります。
この場合は点Pから見て位相が180°ズレています。
位相と言うとなんか難しそうに感じてしまうかもしれませんが、実際のところはこれだけなんです。
ちなみに、位相差は度(°)ではなくラジアン(rad)になっている場合もあります。
3.まとめ
位相とは、周期的な運動の位置情報のことです。
以上、「位相」についてでした。