【Windows PCの手引き】 消しても復元されるInternet Explorerのアイコンをタスクバーから完全に消去する方法

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PCを使用していると、何かしら変な現象に見舞われたり、何なのかよくわからない機能が存在したりしますよね?
本記事では、そんなちょっとした問題に直面した際の対処法や疑問の解消を目的として、わかりやすくまとめていけたらと思っています。

今回は、「消しても復元されるInternet Explorerのアイコンをタスクバーから完全に消去する方法」についての説明です。

1.初めに

ブラウザの1つであるInternet Explorer。

昔から存在するブラウザですが、2021年時点でサポートが終了になっています。
その為、現在はInternet Explorerのアイコンやショートカットをクリックすると、Microsoft Edgeが代わりに開かれるようになっています。

そんなInternet Explorerなのですが、タスクバーに勝手にアイコンがピン留めされていることがあります
タスクバーとは、PCの隅(デフォルトでは下方向)に存在するショートカット置き場みたいなヤツのことです。

図1

このタスクバーにショートカット類を表示することをピン留めと呼びます。

このピン留めされたアイコンですが、ドラッグ&ドロップしてアイコンを追加したり、右クリックして「タスクバーからピン留めを外す」を選択することでアイコンを消去することが可能です。
ユーザーが自由にカスタマイズできるんですね。

なのですが、Internet Explorerのピン留めを解除してPCを再起動すると、Internet Explorerのアイコンが復元されていることがあります。

Internet Explorerを開こうとするとMicrosoft Edgeが開かれるので、Microsoft Edgeをピン留めしてあるとInternet Explorerのアイコンって邪魔なんですよね。
今回は、そんなInternet Explorerのアイコンをタスクバーから完全に消去する方法について記述していきます。

先に言っておくと、ここに記述されたやり方でも消えてくれない可能性もありますので、そこはご理解ください。

2.Internet Explorerのアイコンをタスクバーから完全に消去する方法

まず、エクスプローラを開いてユーザーのフォルダを開きます。
「PC」→「ローカルディスク」→「ユーザー」→「ユーザー名」の順番に選択しましょう。

図2
図3

ここにある「AppData」を開きたいのですが、「AppData」は隠しファイルなので図3のようなデフォルトの状態では表示されません
なので、エクスプローラ上部の「表示」タブをクリックして、「隠しファイル」にチェックを入れましょう
すると、「AppData」が出現します。

図4

ここから、次の順番にフォルダを展開していきます。

「AppData」→「Roaming」→「Microsoft」→「Windows」
→「スタートメニュー」→「プログラム」→「Windows アクセサリ」

すると、「Windows アクセサリ」フォルダ内にInternet Explorerのショートカットが入っていますので、これを削除してください。
そうすれば、ピン留めを外したInternet Explorerのアイコンが勝手に復活することは無くなります。
アイコンを消し終えたら「隠しファイル」のチェックを外して元に戻しておきましょうね。
わざわざ“隠し”にしてあるので、変に弄らない方が良いものまで表示されたままになってしまいますからね。

ちなみに、最終的なアドレス(位置情報)は以下のようになるので、AppData以降の文字列をコピペした方が早いかもしれません。

C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Accessories

この方法の場合、「隠しファイル」のチェックを変更していなくても、「Windows アクセサリ」フォルダが表示されました。
※ユーザー名は個人で設定したものになっているので、人によって異なります。例えば、私の自宅のPCはユーザー名をSSにしてあるので、アドレスは【C:\Users\SS\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Accessories】になります。

3.上記方法でうまく行かなかった場合

Internet Explorerのアイコンをタスクバーから完全に消去する方法について説明しましたが、上記の方法だけでは消えない場合があります。
なので、以下の手順も確認してみてください。

「PC」→「ローカルディスク」→「ユーザー」→「Default」
→「AppData」→「Local」→「Microsoft」→「Windows」→「Shell」

この中に、「LayoutModification.xml」というファイルが存在するので、メモ帳にドラッグ&ドロップして開きます。
すると、「TaskbarPinList」という記述があります。
名称から想像が付くかもしれませんが、タスクバーに表示するピン留めリストを指しています。
ここに「Internet Explorer.lnk」とあったら、この行を削除してください
以下の青塗り部分です。

図5

この記述が残っている限り、Internet Explorerのアイコンをいくら消そうが蘇る可能性があります。

以上、消しても復元されるInternet Explorerのアイコンをタスクバーから完全に消去する方法についてでした。