今回は「環境依存文字(機種依存文字)」についてです。
1.初めに
わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。
残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです。
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。
その対策として、本ブログでは記事中に登場する一部の用語(※よくある青字下線表示をしてある)をクリックすると、別途その用語についてまとめた記事へ移動させるような形式を取っています。
そのまとめ記事の一部が本記事となります。
その為、まとめてある内容は基本中の基本で、『おそらくこんな意味なんだろうな』と理解してもらうのを目的としています。
わかりやすくがモットーです。
なので、難しい言い回しは極力避けますし、形式ばった書き方だと拒否反応が起きる方もいそうなので言葉遣いもゆるゆるにしていきます。
用語の一覧は本ブログトップの「用語集」というボタンから閲覧できるので、他にも気になる用語があったらそこを覗いてみてください。
2.環境依存文字(機種依存文字)とは?
①や②のように〇で囲まれた数字、ⅠやⅡのようなローマ数字ってありますよね?
これらの文字は環境依存文字と呼ばれています。
平たく言えば、表示しようとする環境次第で普通に表示されることもあれば文字化けしてしまうこともある文字のことです。
あるPCでは登録されている文字だとしても、別のPCでは登録されていないことがあるので、環境(ここで言うPC)を変えると文字化けしたりするのです。
PCなどの機種が変わっても同様に環境が変化するので、機種依存文字とも呼びます。
寧ろ、元は機種依存文字と呼ばれていたみたいです。
登録されているかどうかが肝なので、絵文字なんかも環境依存文字に該当します。
例えば、パソコンAでは◎という文字が登録されていて、パソコンBには◎という文字は登録されていなかったとします。
この状態でパソコンAからパソコンBに向けて◎という文字を含んだメールを送信したとします。
すると、パソコンBは◎という文字を知らないので、レイアウトが崩れたり、謎の文字列で無理矢理表示したりして滅茶苦茶になってしまうんですね。
もう1つ例を上げます。
日本語しかわからない人が突然英語で話しかけられたとします。
当然何を言っているかわからないです。
でも、わからないなりに何とか理解しようとして、かろうじてわかる英単語から意味を想像して翻訳します。
ですが、当然それでうまく翻訳できる可能性は低く、寧ろ本来の意味とはかけ離れたナニカができることが多いでしょう。
これが文字化けだと思ってくれればいいです。
英単語を知らない
⇒うまく翻訳できない
⇒翻訳結果が滅茶苦茶になる
文字が登録されていない
⇒うまく認識できない
⇒文字化けが発生する
3.まとめ
環境依存文字(機種依存文字)とは、表示しようとする環境次第で普通に表示されることもあれば文字化けしてしまうこともある文字のことです。
環境依存文字は文字化けする危険性があるので、メールのような情報をやり取りするツールで使用するのは避けましょう。
文字変換時に環境依存文字か否かは見てわかるようになっているので、そこで判断しましょう。
[環境依存]と横に書かれているものは全部環境依存文字です。
以上、「環境依存文字(機種依存文字)」についてでした。