【基本がわかる用語解説】 サンプリングとは?標本化とは?

用語
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普段使いしているけどよくよく考えると説明が難しい単語ってありませんか?
この記事は、私が疑問に感じた用語について調べてまとめたものとなっています。
イメージ重視で『ああ、そんな感じか』と理解したい人向けです。

今回は「サンプリング(標本化)」についてです。

1.初めに

わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。

残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。

なので、本サイトでは基本的な用語から専門的な用語まで個別にまとめ、簡単に検索できるような構成にしてあります
もしわからない単語が出てきたら、画面右もしくは最下部に表示されている「サイト内を検索」から用語を検索するか、トップの「用語集」ボタンにまとめた取り扱い用語一覧から目的の用語を検索してみてください。

2.サンプリング(標本化)とは?

サンプリングとは、英語で[sampling]と書きます。
広い意味では[標本化]を指す用語です。

モノを観察・調査して、データを取れるように保存処置したものを[標本]と呼びます。
昆虫の標本とか見たことあればイメージはできると思うのですが…。

音楽の世界では音をデータとして取り込むことをサンプリングと言います。

では、どのように取り込むかについて説明していきます。

音は波なので、アナログデータです。
アナログデータは値が流動的に変化するので、データとして管理するのに向いていません。
その時々で微小に値が変化しているので、細かすぎて再現性がないからです。
その為、アナログデータを保存する場合、デジタル信号に変換するのが一般的です。

アナログデータからデジタルデータへの変換は、アナログデータを時間単位で細かくぶつ切りにして平均値を求めた結果をデジタルデータとして表します。

図1

このぶつ切りがサンプリングです
音の場合は低周波数~高周波数(低音~高音)が混ざり合っているので平均化はしませんけどね。

より正確にデータを取り込むためには、ぶつ切りにする間隔(サンプリング速度)を狭くする必要があります。
このサンプリングの程度は、サンプリングレートという形で表現されます。

サンプリングする時間間隔はサンプリング周期サンプリング間隔と呼ばれ、サンプリング周期の逆数はサンプリング周波数と呼ばれます。
サンプリング周波数に関してはfsと省略されていることが多いです。
fsという表記を見かけたら、『1秒間に何回データをサンプリングできるのかを表してるんだな』と思ってください。

ちなみに、既存の楽曲から一部を引用して新たな楽曲を製作する手法のこともサンプリングと呼ぶそうです。

3.まとめ

サンプリング(標本化)とは、音をデータとして取り込むことです。

以上、「サンプリング(標本化)」についてでした。