今回は、「複数の図面を統合して1つのPDFにまとめる方法」について記述していきます。
1.初めに
複数ページで構成されたPDFってありますよね。
私はAdobeを使って別個に作成したPDFを並び替えて1つのPDFにまとめていた記憶があるのですが、どうもその機能って有償プランみたいなんですよね。
今所属している会社では統合が出来なかったので、昔所属していた会社では有償プランに加入していたのかな?
CADで作図した図面も場合によっては複数ページにまたがるものは普通にあるかと思います。
では、そんな場合はどうすれば良いのでしょうか?
有償プランに加入するしかないのでしょうか??
少なくとも図脳rapidなら普通にPDFを統合可能です。
ということで、今回はその方法の説明となります。
2.複数の図面を統合して1つのPDFにまとめる方法
早速やり方の説明をしていきます。
まず、1つのPDFにまとめたい図面を図脳rapidで全て開きます。
その状態で「ファイル」→「ファイル出力」の中の「全図面PDF形式」を選択します。
名前からしてPDFを1つにまとめてくれそうですね。
PDFの名称入力画面が表示されるので、1つにまとめたPDFに付けたい名称をここで決めましょう。
PDFの名称を決定すると、ページ順序設定画面が表示されます。
名前の通り、PDF化する際のページ順序を設定するわけですが、ここで表示される順序には法則があります。
それは、“図面を開いた順で表示される”です。
例えば、図脳rapidでA・B・C・Dという図面を順番に開いていたとします。
これらの図面データではレイヤ(※ 作図領域)・PDF用・印刷用というシートを作成していたとします。
その場合、以下の図1左のような順番で表示されます。
図面データを開いた順番通りA・B・C・Dに並んでいますね。
この並び順は画面右上に表示される上矢印と下矢印で入れ替え可能なので後から調整はできます。
ですが、ページ数が増えると順番を間違えやすいので最初からページ順に図面データを開いておくことを推奨します。
一番左側にチェックマークがあるので、PDF化したいシートのみチェックを入れましょう。
最終的には図1右のようにPDF化したい順番に並べて間違えがないか確認をするといいと思います。
これで複数の図面を統合して1つのPDFにすることができます。
前提条件として、PDF化する為のシートを用意しておく必要があるので、その点には注意しましょうね。
説明は以上です。
手順は簡単なのですが、”そこにある”ことを知らなければ意味が無いので、こうしてまとめておくこと自体は結構大切なんですよ。
以上、「複数の図面を統合して1つのPDFにまとめる方法」についてでした。