今回は「FOC」についてです。
1.初めに
わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。
残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです。
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。
なので、本サイトでは基本的な用語から専門的な用語まで個別にまとめ、簡単に検索できるような構成にしてあります。
もしわからない単語が出てきたら、画面右もしくは最下部に表示されている「サイト内を検索」から用語を検索するか、トップの「用語集」ボタンにまとめた取り扱い用語一覧から目的の用語を検索してみてください。
2.FOCとは?
FOCとは、[Free of charge]の略称です。
日本語で表現すると、[無料]になります。
請求書や見積書などの書類に記載されていることがある用語です。
私はAWB(飛行機などの航空手段を利用した貨物輸送の際に必要となる書類のこと)で初めてこの用語を見かけました。
とある製品を海外で量産することになったので、その製品に使用するケーブルも海外メーカで製作する運びになりました。
なので、ケーブルの出来合いを確認するためにサンプルの製作依頼を出したところ、無料サンプルを提供してもらうことになったんです。
その無料サンプルを航空便にて輸送する際にAWBが発行されたのですが、このAWBにFOCと書いてあったんです。
FOCについて調べると無料という意味は出てくるのですが、異様なほど情報が少ないです。
なので、現場の方に『FOCは無料サンプルということで良いですか?』と一応確認してみたところ、『Yes it is FOC it’s a free sample.』という肯定の回答を得られたので、FOC=無料という意味合いで問題無いかと思います。
話は変わりますが、商品の購入に結びつけるための施策として、試しに使ってもらうために無料で配っているものってありますよね?
試食・試飲・ゲームの体験版の配布なんかがわかりやすいと思います。
実際に食べたり飲んだりプレイしたりすることで製品の良さを体感してもらい、購入意欲を刺激するのです。
この対象が化粧品や芳香剤などになると、「製品サンプル」と呼んでいたりしませんか?
その関係か、サンプルと言うと無料というイメージを連想する方が多いです。
ですが、サンプルという用語には無料という意味は含まれていません。
私が依頼したケーブルは、無料のサンプルに当たります。
その為、sampleと表示するのではなく、free sampleやFOC(sample)と表記しておくのが正しいわけです。
3.まとめ
FOCとは、無料を表す用語です。
以上、「FOC」についてでした。