今回は、「URLの構成の意味」についての説明です。
1.初めに
インターネット上のWebサイトにリンクさせる時に、URLが載せられていることはよくありますよね?
「https://」みたいな出だしのヤツです。
あの文字列のことを何となくURLだとは理解していても、あの文字列は何を意味しているのか考えたことがある方は少ないのではないでしょうか?
別に構成を理解しなくても困らないですからね。
今回は、URLの構成と、URLと似た用語であるURIとURNとの違いについて解説していきます。
2.URLとは?
URLとは、英語で[Uniform Resource Locator]と書きます。
日本語では[統一資源位置指定子]と呼ぶそうです。
インターネット上の情報資源の位置を表す方式のことです。
簡単に言えば、インターネット上のWebページの住所がURLです。
インターネットとは、世界中の情報機器(パソコンやスマートフォンなど)を互いに繋いだ情報網のことです。
ちょっと調べものをしたいと考えた時、インターネットで検索して関連するページを開きますよね?
その開いたページは、文章・図・表・画像・動画などを組み合わせた文書です。
この文書がWebページです。
このWebページの置き場の位置情報がURLというわけです。
地図(インターネット)で目的地を探して住所(URL)を特定しているイメージですね。
理解しやすくするために簡略化しましたが、実際の流れを書いておきますね。
Internet ExplorerやGoogle ChromeなどのWebブラウザと呼ばれるソフトウェアを使用してWebサーバにリクエストをすると情報(URL)が提供されます。
このURLを基にWebブラウザがディスプレイに表示したものがWebページです。
わかりづらいでしょ??
私のブログの上側を見ると、「https://www.elmusicwisdom.site/○○/」という文字列が並んでいます。
(※ 省略されて「elmusicwisdom.site/○○/」だけ表示されている可能性があります)
これがURLです。
3.URLとURIとURNの関係
URIとは、英語で[Uniform Resource Identifier]と書きます。
インターネット上の情報資源(Webページ)を識別するための方式のことです。
どんな方式なのかというと、以下のような方式になっています。
URL+URN=URI
つまり、インターネット上の情報資源(Webページ)を位置情報及び識別番号で表しているのがURIです。
手紙を送る場合、宛先として住所と名前を書きますよね?
あの形式で言う宛先がURIで、宛先の住所部分がURL、宛先の名前部分がURNみたいなイメージです。
ちなみに、住所(URL)は変わることがあっても名前(URN)は変わることはありません。
では、URIとは実際にどのように表示されているのかという話になるのですが、私のブログにおける「https://www.elmusic.site/○○/」という文字列がURIに当たります。
…URLと同じですよね?
これには理由があって、Webサイトを閲覧する際にURNは表示されないんですよ。
URNはサーバが識別するための識別番号なので、表には出てこないんです。
その結果、URLとURIの見え方は同じになっているんです。
つまり、私たちが一般的にURLだと呼んでいたものは実際はURIでもあるのです。
まあ、URLでもあるので間違いではないんですけどね。
長い間URLという呼び方をして浸透したからか、URLと呼んでいる人の方が多いですし。
私もそうですし、寧ろIT関係の仕事をしていないのでURIなんて聞いたことが無かったです。
根本的な意味だけは頭の片隅に置いといて、呼び方に関してはURLで統一しても齟齬が生まれる場面は無いと思いますよ?
4.URLの構成
次はURL(URI)の構成について見ていきましょう。
URLは、以下のように構成されています。
スキーム名//ホスト名(ドメイン名)+パス名(+ファイル名)
本当はもっと細分化されているのですが、わかりにくくなるだけなので区分としてはこのレベルで理解していれば良いと思います。
URLはなんか長たらしくて複雑に見えるかもしれませんが、ほとんど置き場の情報しか記述されていないので、結構単純なのですよ。
以上、「URLの構成の意味」についての説明でした。