今回は、「ダウンロードとインストールの違い」についての説明です。
1.初めに
画像や音楽をダウンロードしたり、アプリをインストールしたりすることは日常的にあるかと思います。
ダウンロード・インストール、どちらもPCやスマートフォンに何かを保存する行為を指していることはわかると思うのですが、ダウンロードとインストールという言葉の違いを説明できるでしょうか?
おそらく何となくで使い分けている人が多いと思います。
仮に誤用だったとしても、意図は伝わりますからね。
今回は、そんなダウンロードとインストールの違いについてまとめてみました。
2.ダウンロードとは?アップロードとは?
ダウンロードとは、英語で[download]と書きます。
意味は[ダウンロード]と出てきます…。
実際の意味としては、インターネット・ネットワーク上にアップロード(※)されているファイルを自分のPCなどに保存する行為をダウンロードと呼びます。
画像ファイル・音楽ファイル・動画ファイル・アプリ・etc.…対象が何なのかに限らず、インターネットから自分のPCなどに複製保存することがダウンロードなのです。
俗に言う“落とす”行為ですね。
画像ファイルや音楽ファイルならダウンロード(保存)するだけでそのまま使用可能ですが、アプリに関してはダウンロードしただけでは使えません。
荷物が届いたけど組み立てができていない状態がダウンロードの作る状況ということです。
だから荷物が届いた時点で完成している画像ファイルや音楽ファイルはダウンロードするのです。
3.インストールとは?
インストールとは、英語で[install]と書きます。
意味は[取り付ける、据え付ける]です。
IT用語としては、アプリなどのソフトウェアをPCやスマートフォンで使えるようにすることをインストールと呼びます。
厳密には、アプリをいくつかに分割して、適切な位置に配置することで使用できるようにしています。
つまり、使いたいアプリがあった場合は、インターネットからPCなどにアプリをダウンロード(保存)して、インストール(使えるように)する必要があるんですね。
届いた荷物を開封して、組み立てたり電源を繋いだりする手順がインストールに当たるわけです。
4.ダウンロードとインストールの違い
ダウンロードとインストールの違いをまとめると、以下のようになります。
◎インストールのイメージは有効化
◎ダウンロードのイメージは保存
コンピュータにアプリを保存するまでの行為をダウンロードと呼び、そのアプリを使えるようにするのがインストールです。
ここまで説明したように、ダウンロードとインストールの意味は全く違います。
では、なぜ意味が混同されているのでしょうか?
理由は単純で、ダウンロードしてから続けてインストールするという処理をまとめてインストールと表記されていることがあるからです。
Google Playなどで使いたいアプリを検索すると、[インストール]というボタンが出てきませんか?
あのボタンを押すと、アプリが保存された上に即使えるようになりますよね?
つまり、インストールと表示されているのにやっていることはダウンロード+インストールになっているわけです。
このようなケースが多発しているので、インストールの意味がダウンロードも兼用しているように感じてしまい、混同されているのだと思います。
だからといって、[ダウンロード+インストール]なんて長ったらしい表記をしてもダウンロードとインストールの違いをよくわかっていない人からしたら見づらいだけです。
なので、簡潔に意味が通りやすい[インストール]という表記にすること自体は悪いことではないとは思います。
表現しようがないから仕方ないですよ。
ついでに言うと、よく見るとしっかりインストールとダウンロードを使い分けれるところは使い分けていたりします。
アプリの“ダウンロード数”と“インストール”のボタンという具合に、しっかり呼び分けているでしょう?
結局ダウンロードして続けてインストールする分はインストールと表示するしかなくなってしまってますけどね。
以上、「ダウンロードとインストールの違い」についての説明でした。