今回は、「文字幅を変更する方法」について記述していきます。
1.文字幅を変更する
では、早速文字幅の変更方法について説明していきます。
やることを簡単に説明すると、あらかじめ文字幅を調整したテキストスタイルを登録してしまおうという方法です。
長い目で見るとやっておくと便利です。
①「文字スタイル管理」画面を開く。
画面上部の「注釈」を選択し、「文字」から「文字スタイル管理」を開きます。
赤枠の矢印をクリックするか、Standardの右の方の矢印のプルダウン内に「文字スタイル管理」という項目があります。
②文字幅を変更したスタイルを登録する。
ここでは試しにMSゴシックの文字幅を狭めたスタイルを登録してみます。
図2は私が「文字スタイル管理」画面を開いた状態です。
スタイルが4つ登録されていますが、初期設定では確か1つか2つしかありません。
今は、左下に「スタイル:ゴシック」での文字がプレビューされています。
まず、赤枠の「新規作成」をクリックし、スタイル名を適当につけます。
(ここでは「ゴシック0.6」と名付けました。)
すると、図3のようにスタイルに「ゴシック0.6」という項目ができます。
これを選択した状態で、幅係数を「1」から「0.6」に変更します。
幅係数は名前の通り文字幅に関係していて、「0.6」にすると文字幅が通常の0.6倍に狭まります。
実際、左下のプレビューから文字幅が狭まっていることが確認できますね。
問題なければ「適用」をクリックして文字スタイルを登録し、画面を閉じましょう。
※ 「ゴシック0.8」というスタイルも増えてますが気にしないでください。
③新規テキストボックスを作成し、スタイルを新しく選択したものに設定する。
再び「注釈」を選択し、②で登録したスタイルを選択した状態で「マルチテキスト」でテキストボックスを作成する。
私の場合は図1の「Standard」を「ゴシック0.6」に変更するわけですね。
これで文字を入力すると文字幅を狭めることができますので、文字幅の変更ができたことになります。
ちなみに、新規図面を作成する場合は一番最初に上記の方法でスタイルさえ保存しておけば、「テキストを右クリック」⇒「プロパティ」⇒「文字スタイルの変更」という手順で予め文字の入力されたテキストの文字幅を変更できます。
複写のせいでルールがごちゃごちゃになっていなければ単純な話なのです。
2.文字の大きさを変更する
ついでに文字の大きさの変更方法も記載しておきます。
方法は簡単で、まずは文字の大きさを調整したいテキストボックスをダブルクリックします。
すると、画面左上に自動的に現在の文字の大きさを示す数字が表示されます。
図1の「5」の部分です。
なので、文字を選択した状態でこの数字を弄ってみてください。
それで完了です。
以上、「文字幅を変更する方法」についてでした。